共通認識…先程の例に挙げた相手が求めるものや、チームでここにパスを落としたいと言う場所、フォーメーションの流れでここにパスを入れたいと言うタイミングなど。
パッサーとレシーバー、チーム全員がお互いに理解しているべきパスの基準。
「お互いがより良いプレイを狙い、良いプレイの優先順位を知っている」事が大切になって来ます。
選択する…そのパスを何の為に出すのか、パスを出せばどういう効果があるのかをその場考えるor事前に把握している上でパスを出す。
空いているからとか、プレッシャーがきついから助けを求めるような投げやりなパスではなく、自分が目的意識を持ったプレイを選択する。
全てのプレイに目的意識を持て by Steve Kerr(スティーブカー、ゴールデンステートウォーリアーズの監督)
"Every pass, every possession, play with a purpose!"
— NBA (@NBA) February 23, 2018
Steve Kerr is WIRED for the @warriors on @NBAonTNT! #DubNation pic.twitter.com/PHaJxqTuQx
世界一のチームが大切にしている事。
僕が一番こだわっている事です、目的意識。
そしてチョイス(選択)
当たり前の話ですが、何も考えず勝てる相手って自分より能力が低い相手だけですよね?
身長が自分の方が高いから特に何も考えずシュート打ててリバウンド取れていたり、自分のが速いから抜けたり速攻でフリーでシュート出来たり。
自分と同等以上の相手に勝とうと思うと少なからず頭を使うはずです。
そこをどれだけ突き詰めれるかで、何段階能力が高い相手に勝てるか変わると僕は強く思います。
パスのチョイスだとパスの出し方、出す前、何ならパスする前のミートやドリブルからどうするか考えておく。
残り時間や得点差、試合の状況を考えてフリーだけど出さない、フリーじゃなくても無理やり通すという考えも必要かもしれません。
そのパス一つに、体の向きに、視線に、どれだけ意味を目的を持ってプレイしているか。
選手の位置、試合の流れ、パスを出した後の状況、どれだけの情報を取捨選択しながらプレイを選択しているか。
この二つを突き詰めることが、結果的に良いパスが増えることに繋がります。
たまたま空いてたから出したらナイスパスなった!とかも勿論あるのですが、「自分も相手も良いプレイ、目指すプレイが分かっている」状態で「試合の様々な状況の中でより良い選択肢を選べる」事が、ナイスパスに、1本のアシストパスだけではない試合を通じての良いパス回しに繋がると思います。
後編ではじゃあ具体的にどんな基準があるのか、どんな選択肢があるのかを解説していきたいと思います!
一例としてこの前のKONBASピックアップゲームにて戦術も何もない中で起きたこのパス。
ここで僕が何を考えたのか、なぜそのパスを選んだのかを解説するので是非みなさんも考えてみてください(ここ下手だからもっとこうした方がいいとかも随時お待ちしてます笑)
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