NBAファイナル第5戦がGSWの勝利で終わりました。
リアルタイムで観れましたが、本当にバスケットボールって面白い!
そう思えた試合でした。
どちらの応援でも無くイーブンな目線で観ていたのですが、終盤のKawai Leonardの連続10得点は一気に引き込まれました。
今の彼のミッドレンジの支配力はMichael Jordan級と言っても過言では無いと思います。
しかし終盤Stephen CurryとKlay Thompsonの連続3pで逆転。
残り30秒ほどでKyle Lowry のレイアップで1点差にされますが逃げ切りました。
その辺りのまとまった動画がセンターさんのこちら
超大激戦となったファイナル第5戦、ラスト5分の攻防。
— cata.@NBA (@ct_nba) June 11, 2019
レナードが連続得点で一気に流れがTORかと思いきや、トンプソンとカリーが交互に3ポイントを沈め再び逆転。そして最後は1点を守り抜きGSWが勝利。
KDの挙げた11得点含め、まるで映画のような神展開でした。
via @NBApic.twitter.com/WCy9WIWH6L
最後のポゼッションでKyle Lowryの3pが外れますが、彼の活躍ぶりは凄い。
レイアップの神懸かり的な状況判断の巧さもそうですが、振る舞いやリーダーシップの面で。
トロントを今まで支えてきたリーダーの活躍は見てる側も熱くさせますね。
この記事を見たときはプロと"トッププロ"の違いを考えさせられました。
しかし今回1番感動したのはラストポゼッションのGSWのDF。
最後の最後、あのしんどい時間帯で完璧でした。
特にDraymond Greenのポジショニングが素晴らしかった。
以下簡単な解説。
残り時間15秒ほどからFred VanVleetがボールを運ぶ。
エースのKawai Leonardに渡したいがタフなDFで簡単に渡さない。
トップでボールを持てた時には残り8秒、すぐ攻めなければならない。
ここでKyle Lowryがコーナー方向へカッティング。
マークについているAndre Iguodalaは判断を迫られます。
このまま追いかけるか、Kawaiのヘルプに備えるか。
結果はヘルプを選択!それもKawai得意のミッドレンジ〜ペイントエリアに入られる前に素早いヘルプ!
ここで迷って遅れていれば、このシリーズのKawaiの調子ならブザービーターを決められていてもおかしくないです。
ナイス判断。
Kawaiはシュートを打てずにパスを後ろに戻します。
しかしそこにはマークが付いている。
コーナーにいるkyleに回すが…
Draymond Greenのシュートチェック!
しかもこれ触ったみたいです。
ナイスDFでした。
…と、内容を言うとこれだけなのですが、それまでの間にDraymond Greenがしてた事が凄い。
ピックアップすると3点。
まず1個目。
これを見ている人、自分がIguodala(青9番)だとして、こんな思い切りよくヘルプ行けますか?
1点差で決められたら負けの場面、自分のマークマンを離す事、それもペイントエリアでそれをするのは恐怖があります。
例えチーム戦術で決められた事であれ、1本パスが通って打たられたら終わるかも知れない訳ですから。
それを実行させたのは、後ろにDraymondがいるから。
マークマンを押さえながらkyleもしっかり見ています。
Cに力負けしないパワーと、Gのヘルプに行ける機動力があるDraymondでなければ失点の可能性は非常に高かったと思います。
続いて2点目
kyleがコーナーに行く前ですが、Marc Gasolがスクリーンをかけています。
これを
鮮やかにかわす。
それだけで無く、Marcを「外側から」「押さえ続ける」
まず押さえる理由ですが、こうしないとゴール下にパスが通る可能性があるから。
裏パスだとローテーションできるのはGのCurry。
ミスマッチを突かれてイージーゴールが起きうるので防ぎます。
次に外側で押さえる理由。
これはコーナーのkyleをケアする為。
このまま内側にいるとフリーで打たれる可能性が高い。
1人で2人守るスーパーDFです。
最後の3点目。
このチェック。
勿論間に合ったことも凄いのですが、実はチップした(触った)そうです。
届くだけでも凄い。
ただこのチェックの前が
この位置。
ややkyleの右側にいますよね。
パッサーに寄ったから?右ドライブを警戒して?
いや多分違って
Marcに押されてました( ˙-˙ )
で、あの位置に押し出されたけど、気合いでチェック。
残り2.2秒の時点で押されて、残り1.2秒でチェックに行っているので、0.5秒で立て直して0.5秒以内にシュートチェックに行った事になります。
いやどんな能力と根性してるんだと。
驚異的なDFを見せたDraymondに脱帽しました。
勿論Draymondだけで無く、GSWのチームDF、他の選手のマンDFも凄かったですが、最終盤に見せたこの動きに最優秀守備選手賞を取った理由の一端を見た気がします。
王者の意地の勝利、と言った模様でしたが、続く第6戦がどうなるか、非常に楽しみです。
…しかし、KDの怪我、あれだけは本当に悲しい出来事です。
KDだけで無く他の選手、TORや他のチームもそうですが、怪我でコートに立てない辛さ…
最高のチーム、最高の才能が揃って最高の舞台で輝く。
そんなプレーオフが理想ですが、現実は熾烈な戦いの連続で、必ずしもそうならないものですね。
足の怪我はKD本人だけで無くメディカルスタッフやスペシャリスト達が出場OKと判断した上で起こってしまったものらしいです。
誰が悪い訳でも無い、が、1バスケファンとして純粋に悲しいです。
アキレスの怪我らしいですが、早期の復帰が出来ることを祈ります。
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