ずっと前に書いた「効率のいいプレイ」の第3弾!
リスクヘッジについてまとめます。
『リスクヘッジ』とは?
元は金融業界で使われる言葉です。
日本語に訳すと「危機回避」・「問題に対する対策」と言った意味です。
「✕✕✕な問題が予想されるから、〇〇〇な対策をしておこう」と言った感じです。
(例) 雨が降りそうだ、傘を持って行こう。
では、バスケにおける『リスクヘッジ』とはどのようなものがあるでしょうか?
僕は、主に以下の3つがあると考えています。
●ポゼッション(1回1回のオフェンス・ディフェンス)のリスクヘッジ
●タイムコントロールのリスクヘッジ
●メンタル面のリスクヘッジ
以下に例をあげていきましょう。
【例①】ウィングからセンターにパスを通したい!
でも...逆サイドのDFが近いているからパスを入れたらダブルチームされるだろうなぁ...
→パスを入れるのを辞めて、違う所にパスするか自分で攻めよう。【ポゼッション】
【例②】あ、今ドライブすれば高確率でレイアップを打てるぞ!
でも...後半残り時間20秒で同点、ここで打ったら最後相手がオフェンス出来てしまうから逆転されるかも知れない...
→シュートクロックを使い切ってシュートを狙おう。【タイムコントロール】
【例③】自分がスタメンで、交代で出てきた控え選手が緊張している!
でも...ここであいつが緊張したままならミスするかもだし、自分達もずっと試合に出続けないといけないかな...終盤しんどくなるかも...
→よし、ディフェンスで常に声掛けして助けて、最初のオフェンス何本かあいつにシュート打たせて試合に慣れさせよう【メンタル面】
前回までのお話していた「期待値やアドバンテージ」だけを考えると、
例えば...
●でっかいセンターに毎回ボール渡して攻めさそう
●自分が一番うまいからボール貰ったら1on1しよう!
なども全くの間違いではないんですが、それだけで40分戦えるほど甘くもないのがバスケです。
自分が100%シュートを決めても、相手に決められたら同じです。
【✕悪い例】
最初のうちはシュートを決めていても次第に止められてくる。
↓
味方にパスしても最初シュート打ってないからシュートタッチがつかめていない。
↓
自分が疲れすぎてDFで足を引っ張っぱる。
【リスクヘッジ】
自分がエースなら、試合終盤に自分がシュートを決めるためにもリスクヘッジをして味方を使いゲームの均衡を保つ。
↓
エース以外でも、たとえ能力的には劣る控え選手であっても、自分が出ている時間を同点で過ごせばスタメンが休む時間ができる。
↓
チーム全体で格上の相手と戦うなら、尚更全員が真っ向勝負ではなく頭を使って少しでも自分のミスは少なく、相手がやりずらいように仕掛けていく!
バスケは、試合終了した時に1点でも多くとったほうが勝ちのスポーツです。
☆1回のプレイが決まった!シュートを外した!等、試合途中の点差に一喜一憂しないこと
☆最後に勝つためにどうしたら良いか
プレイヤーは、上記を考える基準の一つとして、『リスクヘッジ』という考え方を試してみてください!!
きっとバスケが更に面白くなりますよ。
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