シュート力とは

お久しぶりです!3月もあっという間に過ぎましたねー…全然更新してなくてすみませんでした!!!m(_ _)m

年度末のバタバタや記事の下書きや動画が全滅(保存せずPCの電源が落ちました)したり…いや、言い訳ですね、とっとと書いてきますm(_ _)m



「シュート力の種類」


今回は「シュート力」について。

あの選手のシュートが一番上手い!って言っても人によって違う答えが出ますよね?

カリー?ハーデン?アイザイア?レブロン?イングルス?


この話は誰のファンかによっても変わりますし、恐らく議論が終わりませんが笑

今からする話で大切なのは、自分がシュート力を上げたいと思った時に「どのシュート力」を上げたいか分かっていないと努力が実にならないかもしれない、という事です。


僕はシュート力とは大まかに3つに分けれると考えています。

シュートを「入れる」「打つ」「決める」

この3つです。



①シュートを入れる力

まず一番基本のシュートを入れる力。
自分の素の能力です。得意な場所から10本打って何本入るかとか、フリーフローが何本連続で入るかとか。
この力が無いと始まりません。
折角試合でフリーになっても、まずその位置から練習でシュートが入らないと試合で決める事は難しいでしょう。

プロのシューターなら3pでも練習では8割以上決めたりします(ステファン・カリーは100本中94本!連続で77本決めたそうです…)
初心者なら、ゴール下のシュートを確実に入れるのをまず目指していきましょう!

シュートが入る人例
・プロはほぼ全員
・練習で8割決める人

②シュートを打つ力

練習で入ったシュートを、試合で打てる力です。
例えばフリーのシュートを絶対決める選手がいても、シュートを打つのがゆっくりすぎるとDFにチェックされますよね?
もしディフェンスが目の前にいたら?後ろに2mの外人がブロックに待ち構えていたら?
大抵の選手はいつも通りのシュートは打てないでしょう。

それでもシュートを打つために、自分のタイミングを作る技術であったり、スペースを作ってフリーになる必要があります。
例,シュート前のミート、ステップバック、フローター等…

最近はelevation shoot普及やステップバックの多様化でこの技術が高い人が増えている印象です。

シュートを打てる人の例
・ステファンカリー、カイリーアービング…ドリブルからのシュート
・クレイトンプソン、J.Jレディック…ボールミートからのクイックシュート

③シュートを決める力

これが一番難しい。いつも通りでは無い状況でシュートを無理矢理決める力。
練習で身に付けるスキルや、チームの戦術は全て「フリー(より確率が高い状況)作ってシュートを狙う」という点にたどり着きますが、それでもフォーメーションが失敗したり、チームが負けているのなら、「フリーじゃ無くてもシュートを打ち、決める」能力が問われてきます。

NBA選手のKobe Bryant(コービー・ブライアント 元ロサンゼルスレイカーズ)が最高の見本でしょう。ダブルチーム、時にはトルプルチームに囲まれても、最後はシュートまで持っていき、決める。



例,クイックシュート、フェイダウェイ、ドローファウル

シュートを決める人の例
・ダークノヴィツキー、ケビンデュラント…サイズと体の間合いを活かしてディフェンスがいてもブロック出来ない上から打ちます。
・JRスミス…彼は自分で「俺はフリーじゃない方が入る」と公言してます笑実際、タフショットを決める印象が強いです。


「自分のシュート力を知る」

ざっくり3つのシュート力についてお伝えした所で、では実際自分は今どれ位シュート力があるんだろうというのを簡単に、5つの段階で分かるように例を出して分類していきます。


レベル1〜未経験者、初心者〜
・フリーで打って毎回同じフォームで打てる
・フリーのゴール下のシュートが確実に決めれる
レベル2〜脱初心者〜
・フリースローを同じフォームで連続で決めれる
・3pが同じフォームで届く
レベル3〜中級者〜
・フリーで打てば3pが入る
・ドリブルやミートでフリーを作ってシュートを打てる
・DFがいてもゴール下を決めれる
レベル4〜上級者〜
・試合で安定して3pが入る
・ディフェンスと駆け引きをしながら自分のタイミングでシュートを打てる
・DF接触しながらだったり、ダッシュ後や試合終盤の疲れた時でもシュートを決めれる
レベル5〜超上級者〜
・DFがいてもシュートが入る
・相手がゾーンやトラップ、ダブルチームなど1対多の場面でも自分のタイミングでシュートが打てる
・むしろ基本外さない


例に当てはめて見て如何でしょうか?
これはあくまでおおよその分類ですが、的外れなものでは無いはずです。

同じフォームでシュートを打てない初心者〜中級者手前の人が、いきなり遠い所から3pを打ち始めてもおそらく確率は上がらないでしょうし、
試合中でもフリーならシュートを決めれる人が、練習でゆっくりと、DFを想定せずに数を打っても次のレベルには中々進めない筈です。

自分の今の段階にあった練習をする事が、上達への一番の近道です。

次回の記事では、今の自分のレベルに合ったシュート練習について解説していこうと思います!

BASKETBALL SKILL COACH - NOMUTAKU

神戸を中心にバスケットボールのスキルアップコーチを行っています。シュート、ドリブル、パスなどの基礎技術から、試合で起こりうるシチュエーションを想定したドリル、あなたのプレイの弱点を克服する自主トレメニューなどを提供しています。コーチングのご依頼や、個別トレーニングのご依頼は nomura23@konbas.jp まで。 疲労を軽減させるストレッチ方法もご紹介します。