プレイ解説〜NBAオールスター2018〜


開始前に本気でバチバチやってくれると良いな〜くらいの気持ちだったのですが


終わってみると…

いや去年までと全然DF違うやん!!!笑

最後のDF痺れました!

いや〜面白かったです( ・∇・)


色々と面白いエピソードもありましたしね。


一緒に選ばれたチームメイトが怪我で出られないから代わりにその選手のユニフォームを着て試合に出たAnthony Davis(アンソニーデイビス、ニューオリンズペリカンズ)とか


試合中にポップコーン食べてるStephen Curry(ステファンカリー、ゴールデンステートウォーリアーズ)とか笑


さて、オールスターの解説ですが、TOP10の中からダンクシュート以外のプレイを3つ解説します!!

派手なアシストとかも解説したかったのですが、最後がすごすぎて参考になるかどうかという…笑



まずは7位。

カリーの技ありフローター!

まずボールを貰ってからシュートフェイク、カリー程のシュート力がありスペースがあればこれだけの動きで引っかかりますね。


シュートフェイクからドライブに移るまでも最小限の動きで素晴らしい!

コーナーにいるDFをヘルプに来させないようにステップを切りながらパスフェイク。


最後は柔らかく浮かすフローター。フリーを作ってから打つフローターはカリーが一番上手でお手本だと思います。



続いて第5位!

Joel Embiid(ジョエルエンビード、フィラデルフィアセブンティーンシクサーズ)の3pからのブロック!

センターのエンビードが3pを決めた後DFに戻ります。(リングに当たる前にもう戻ってますね)


インサイドが外のシュートを決めれるメリットの一つにこれがあるんですよね、ブロックできる選手が相手の速攻してくる前に戻れる=イージーなレイアップを防げるor躊躇わせる。

それが遺憾なく発揮されたのが次のシーン。


…エンドスローからハーフライン超える弾丸パス!レシーバーは身体能力おばけのRussell Westbrook(ラッセルウエストブルック、オクラホマシティサンダー)

普通なら逆速攻でダンクが飛び出してもおかしくない状況。


しかしエンビードがそこにいます。(しかし速い…2秒で3pラインまで到着…)

ウエストブルックがドリブルをついた瞬間に迎撃体制へ移行。


ドンピシャのブロック!!


凄いのが飛ぶ前と飛び方。

相手が突っ込んでくると判断してから1歩移動して、最高のタイミングで両足ジャンプ。

ブロックに行くと決めるまでの判断速度、無駄のないフットワーク、どちらが欠けても届かなかったでしょう。

飛び方も相手にぶつからないキレイな平行移動でした。


ブロック後もしっかりボールをリバウンドして、DFに取られないよう素早くパス。

派手なプレイだけではなく、センターの仕事を完璧にこなしました。



最後は第1位!!!

DF!!!ハイライトでブロックやスティール以外のDFが選ばれたのを初めて見ました!

しかし全く異存が無い素晴らしいプレーでした。

(↓スローモーションの動画がありました。)



試合終了前最後のオフェンス、チームステファンが3点差で負けている場面。


この時点でオールスターならではというか、通常のエースがいるチームではあり得ない場面なのですが、ラストショットを打つために3人ボールに寄ってますね笑

この時点でスペーシングがだいぶ崩れました。


結果カリーがボールを貰いましたがそこからチームレブロンの鬼DF!


まずレブロンが追いかけるもエンビードのスクリーンに阻まれます、そこで3pを打たせないようインサイドのDFが一瞬前に詰めます(白13)


そしてすぐスクリーンをかわして戻るレブロン(白23


ここでカリーのミスは右サイドに向かってしまった事でしょう。

ボールに全員近寄りすぎて、右サイドは人が密集していました。

レブロンのスクリーン後のDFの方向付けが右(左サイドに行かせないよう左に大きく飛び出している)だったので、レブロンの狙い通りだったのかもしれません。


そのまま右サイドにドリブルを続けチャンスを伺いますがここでKD(白35)がカバーDFで寄ります。

レブロンとKD…世界ナンバー1,2の選手のダブルチーム、ターンオーバーしないカリーも流石でしたがなかなかシュートまで行けません。


最終的にウイングとコーナーの間で止まりフェイクを組み合わせますが打てない!

DF詰め寄る!でもファウルはしない!


コーナーにいる選手に辛くもパスを出しますが今度はカイリー(白11)がカバー!


ドライブをさせず、下がって3pを打とうとしてもKDが戻ってシュートチェック!

ここでKD少し飛んだのですが、シュートファウルを与えないためすぐ着地、体を横に流しています。

この辺りの咄嗟の判断がトップレベルたる所以ですかね。

組織的な練習はしてないはずなのに、まるでプレーオフチームのような素晴らしいプレッシャーでした。



毎年派手なアリウープやダンクなどのプレーが注目され。DFしてないとすら言われてたオールスターゲーム。

今年は選手をドラフトしたり、賞金をかけたりと競争心を煽るシステムに変わりましたが、大成功だったと思います。

来年も楽しみですね!

BASKETBALL SKILL COACH - NOMUTAKU

神戸を中心にバスケットボールのスキルアップコーチを行っています。シュート、ドリブル、パスなどの基礎技術から、試合で起こりうるシチュエーションを想定したドリル、あなたのプレイの弱点を克服する自主トレメニューなどを提供しています。コーチングのご依頼や、個別トレーニングのご依頼は nomura23@konbas.jp まで。 疲労を軽減させるストレッチ方法もご紹介します。