カイリーアービングとステファンカリーのハイレベルなバトルとなった先日のBOS vs GSWの一戦。
負けはしたものの、ハイライトプレーに取り上げられたカイリーアービングのこのプレイを解説したいと思います!
まずアービング(緑11)がボールを貰った後、ボールを動かしながら右に一歩足を出しました。
ジャブステップという相手にジャブ(牽制)を入れるステップですが、このステップでカリー(紺30)が反応し重心が動きました。
その後すぐポンプフェイク(シュートを打つ振り)をした為シュートチェックに行こうとカリーの体が浮きます。
その後ドリブル→ターンと細かいテクニックを連続で繰り出しているのですが、カリーのディフェンスは全て後手に回ってしまいました。
ちょっとずつ相手の細かい動きについていくのがキツくなった所で
動画の0:08〜からスローモーションで繰り返しているこの場所!このプレイ最大の見所です!!
相手に背中を向けて、一瞬肩を揺らしていたんですね。(ショルダーフェイク)
これで相手は頑張って追いついていた中、相手が一瞬止まったので動きを止めてしまいます。
そして動画で見て右方向に肩が揺れたので、ディフェンスはロールターンをしてくると思い踏ん張ります。
その瞬間に逆にターン!!!
ディフェンスは完全に虚を突かれました。
その後も上手い。自分のディフェンスを抜いた後、ヘルプディフェンス(紺35)がいたのでこのまま突っ込んだらブロックされる。
急ストップからのジャンプシュートを選択しました。
この一連の動きをする前にヘルプディフェンスが何処にいるかちゃんと確認してますね。
更にテクニカルなのは止まり方とシュートの飛び方!
終わりを見れば斜め後ろに飛びながらのフェイダウェイショットなのですが、ただ勢いで流れるのでは無くまずしっかり自分のシュートを決めれる姿勢で止まってます。
恐らくディフェンスが追いついてきたら止まってからパスも出せましたね。
右足→左足で止まったので、相手が飛んで来たら左足を切り返してステップインシュートも打てたでしょう。
ドリブルが止まってからも選択肢があるストップの仕方。
これは速く走ったり高く飛ぶよりもバスケに必要スキルだと僕は考えています。
巧みなボールハンドリングやシュート力が良く取り上げられるカイリーアービングですが、一つ一つの技術を見ると基礎的な物も多く、それを連続で状況に合わせて素早く行えるからこそ素晴らしいプレーが生まれるのだと思います。
カイリーの様に状況を見て繰り出すスキルを選べる位、スキルの種類と一つ一つの熟練度を上げていきたいですね!
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