1on1の極意

最近よく教え子と1on1をしているのですが、「なんでそんな簡単に点取れるんですか!?」と言われます笑

身長は僕の方が高いですが、運動能力とクローズスキル(型、自分のペースで行えるスキル、フリースローやその場ドリブルなど)は彼の方が、正直うまいです。

でも1on1すると彼が2点とる間に僕が10点とったりします^_^
結局は身長なのか…というとそうではなくて
(実際彼は190㎝相手に点取ってますし)

僕がオープンスキル【反応、変化する状況で使えるスキル、カウンタームーブ】を身につけているかどうかだと思います。

ヨーイドン!で走り出したら、足の速い方が勝ちます。
同じタイミングで飛べば、背の高くジャンプ力がある選手の方がリバウンドを取れるでしょう。
何か1つでも自分を上回る能力がある相手に、その分野で戦っては部が悪いです。


相手が足が速いのなら、相手が走り出せない密着した状態から仕掛けたり…フェイントで大きく動かしてから逆を行く…

相手の背が高いなら、ブロックされないようレイアップをバックシュートまで持ち込んだり、DFを外に引っ張ったり…
工夫が必要になってきます。

特に相手の動き始めや動き終えたタイミングを掴む洞察力、判断してすぐ動き出せる姿勢の準備、相手に自分の仕掛けを読ませない初動…これは格闘技や武道をしている人はなんとなく理解しやすい感覚ではないでしょうか?そういったものが身につけば1on1はだいぶ簡単になります。

実際のゲームではこれに点差や時間、ヘルプDFや味方の位置まで考えなければならないのでまた難易度は上がりますが。

ボクシングで一発も貰わずに華麗なカウンターを決める選手の駆け引きや
空手で一瞬で突き出す正拳突きの足運び
相撲の組み合っている時の重心の使い方

違う種目の動きを見てみると、1on1の極意が掴めるかもしれません。ぜひ一度この視点を持って試合を見て見てください!

BASKETBALL SKILL COACH - NOMUTAKU

神戸を中心にバスケットボールのスキルアップコーチを行っています。シュート、ドリブル、パスなどの基礎技術から、試合で起こりうるシチュエーションを想定したドリル、あなたのプレイの弱点を克服する自主トレメニューなどを提供しています。コーチングのご依頼や、個別トレーニングのご依頼は nomura23@konbas.jp まで。 疲労を軽減させるストレッチ方法もご紹介します。