『Play 解説』ということで、
NBAのハイライトや注目のプレー、名シーンなど、プレイ解説をしたいと思います!
第一回目はNBAファイナル第3戦TOP5ハイライトから!
まずは第5位!
レブロン(白23番)のスティールのタイミングが素晴らしいですね!ポストプレイをしている選手がこちらを見ていない&ドリブルをプロテクトしていない隙に一気に背後から奪いました。
その後ドリブルで運ぶのですが画面奥(右サイド)に人が多いのを確認して画面手前に移動、そのままミドルにドライブするのですが、ここで自分のスピード、高さ、リーチを活かしています。
DFから一番遠い所でドリブルを付き、シュートの時は最短距離でダンクまで持っていくことで後ろからブロックをさせませんでした。ここでダブルクラッチではなくダンクを狙える所が凄まじい。能力と高い技術の融合が垣間見れますね。
第4位!
カイリーアービング(白2番)は史上最高にレイアップがうまいと思うのですが皆さんどう思いますか?
速攻からシュートまでの勢いをつけたドリブルも上手いのですが、注目して欲しいのはハンドムーブ(手の動かし方)。
0:34〜の所、DFをステップでかわす間、常にボールを上に上げています。おそらくこの時ボールを下に下げていればはたかれてスティールされていたか、イグダラ(青9番)にブロックされていたでしょう。
すでに腕を上に上げていた為、少ない動きでにかわしながらシュートを打てました。カイリーのこのどの角度、位置からでもスピンを使ってレイアップを打てるのが素晴らしいですね。
第3位!
そして同時にカイリーは現役最高の1on1スキルの持ち主でしょう。
切り返しからドライブ→ヘルプが寄った所で反対側にロール→ボールを取られないようにプロテクトしながらレイアップ、ここで更にブロックをかわす為オーバーハンドから外側にクラッチ。
自分の目の前のDFを抜くスキルは勿論ですが、ヘルプやインサイドのブロックのことまで考えながらプレーを選択できる事が優れた選手の証です。
第2位!
カイリーばっかですね!笑。好きな選手なので嬉しいですが。
まずスローインの選手がリターンをもらって速攻でシュートを狙うプレイは残り時間が少ない時などに有効な奇襲ですね!
一人目のDFをかわすのも技ありです。バックビハインドでもいけたと思いましたが、自分のマークマンが戻ってきているのを確認してロールにしたのだと思います。
その後勢いのまま左手で付くのではなく、右手で付いたのもDFから遠い位置で付き取られない為。
…上手い。
1:16〜のドリブルと同時にステップを踏むギャザーステップもトラベリングにならずステップを切れる必殺のステップですね!
(ルール改正で国際ルールでもアリになると言われてますが、国内のアマチュアレベルだとしばらくはトラベリングと言われそうです。)
先ほどと同じようにDFから遠い位置にボールをキープしながらそのままランニングフック。20㎝大きい相手だろうがこれはブロックできません。フットワーク、ボディワーク、ハンドワーク全てが意味を持ってプレーしていますね。
最後は第1位!
決めた後のKDの目にゾクゾクしましたね!殺し屋がとどめを刺したかのようなビックプレイ!
このプレイで賞賛すべき所はメンタル面が大きいと思もいますがあくまでスキルを解説しますと、シュートを打つ前が重要ですね。
2点ビハインドで残り48秒、監督の考えにもよりますが1本止めてもいい場面でしょう。
12秒でシュートが打てたら残り36秒、相手が24秒使って攻めてももう一本攻めれる時間(12秒)残りますし、2点を2回決めることも選択肢にはあったと思います。
しかもマークマンはレブロン。ここでボールを運び前方を見ながら、レブロンの腕がおりていて後ろに下がっているのを確認すると一気にステップを踏みシュート。
レブロンの反応が遅れましたね(それでも目の前まで手が伸びましたが)ここで3pを狙い自分が試合を決めると覚悟し、実際にシュートを決めたKDに心から拍手を送りたいですね!
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